Chrome Web Storeに拡張機能を公開して、28日間で何が起きたか——。
きれいな成功ストーリーではなく、リアルな数字をすべて公開します。
28日間のサマリー
2026年7月21日〜8月17日のGoogle Analyticsデータです。
| 指標 | 数値 | 所感 |
|---|---|---|
| アクティブユーザー | 32人 | まだ少ないが、着実に |
| 新規ユーザー | 28人 | 全体の87%が初訪問 |
| セッション数 | 100 | 1人あたり約3回訪問 |
| 平均エンゲージメント | 5秒 | 改善の余地あり |
| リピーター | 6人 | 19%がリピート |
正直に言います。大きな数字ではありません。でも、ゼロから始めた一人開発としてはリアルな成長過程です。
ユーザーはどこから来たか
流入元の内訳が興味深い結果でした。
| チャネル | ユーザー数 | 割合 | エンゲージメント |
|---|---|---|---|
| Direct(直接アクセス) | 15人 | 45.5% | 0秒 |
| Organic Search(検索) | 12人 | 36.4% | 13秒 |
| Referral(他サイト経由) | 4人 | 12.1% | 6秒 |
| Unassigned | 2人 | 6.1% | 0秒 |
見えてきたこと
検索ユーザーの質が高い
Organic Searchから来たユーザーは平均13秒のエンゲージメント。他チャネルの0〜6秒と比べて圧倒的に長い。「自分の課題を解決したくて検索した人」は、ちゃんと内容を読んでくれる。SEO記事の価値が証明されました。
直接アクセスが最多だが滞在が短い
Directの45%は多いですが、エンゲージメント0秒。これはChrome Web Storeの管理画面や自分自身のアクセスが含まれている可能性が高く、実質的なユーザーはOrganic Searchだと考えています。
海外ユーザーが意外と多い
日本12人、インド5人、シンガポール3人、フィリピン2人。日本以外が6割。英語版ページの必要性を感じています。
コホート分析で見る定着率
週ごとのリテンション(再訪問率)は以下の通り。
| コホート | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 |
|---|---|---|---|
| 全ユーザー | 165% | 3.5% | 3.1% |
1ヶ月目の165%は新規流入の増加によるもの。2ヶ月目以降は約3%のユーザーが継続利用。100人に3人が戻ってくる計算です。これはChrome拡張としては一般的な数字ですが、改善の余地は大きい。
最も閲覧されたページ
| ページ | 表示回数 | イベント |
|---|---|---|
| Chrome Web Store 製品ページ (V2) | 117 | page_view |
| Chrome Web Store 製品ページ | 100 | session_start |
| 新規訪問 | 28 | first_visit |
| マガジン/情報ページ | 1 | install |
ここで注目すべきはインストール数が1ということ。117回表示されて、1回しかインストールされていない。コンバージョン率 0.85%。
なぜインストールされないのか(自己分析)
数字と向き合って、いくつかの仮説を立てました。
- ストアページの説明文が魅力的でない可能性。「何ができるか」が一目でわかるスクリーンショットが必要
- 競合との差別化が伝わっていない。OneTabやSession Buddyとの違いを明確に
- エンゲージメント5秒は短すぎる。ページを開いて5秒で離脱 = 第一印象で魅力が伝わっていない
- 海外ユーザーが6割なのに日本語メインの説明。英語対応が急務
次の28日間でやること
SEOブログを強化
Organic Searchのエンゲージメントが最も高いことが判明。検索で見つけてもらう記事を増やすことが最も効果的な集客方法。
Chrome Web Storeのスクリーンショットを改善
製品ページの第一印象を改善。「タブ管理の何が嬉しいか」を3秒で伝えるビジュアルに。
英語版の充実
海外からのアクセスが6割。英語のストア説明文とランディングページを優先的に整備。
ランディングページからの導線強化
ブログ記事 → LP → Chrome Web Store のフローを最適化。各段階でのコンバージョンを測定。
一人開発でも、データは嘘をつかない
100セッション、32ユーザー、1インストール。
この数字を見て「少ない」と思うかもしれません。でも、データがあるからこそ次の手が打てます。
- 検索経由のユーザーはちゃんと読んでくれる → SEOを強化する
- 海外ユーザーが多い → 英語対応する
- インストール率が低い → ストアページを改善する
大企業の華やかな成長曲線ではない。でも、一人開発のリアルな成長はこういうものです。次の28日間のレポートでどれだけ改善できたか、またこのブログで報告します。
💡 LB TAB Layersは、映像制作会社Liquid Blockが自社の業務改善から生まれたChrome拡張。タブをレイヤーに分類し、ブックマークに自動保存。一人開発だからこそ、ユーザーの声に素早く対応できます。