タブ管理のコツ

セッション保存と
ブックマーク保存、どちらが安全?

· Liquid Block Inc. · 読了 6分

セッション保存とブックマーク保存の違い

長く残したいタブは、ブックマーク保存のほうが安全です。ブックマークは Chrome 本体のデータなので、Chrome の再起動や拡張の削除では消えず、Google アカウントで別の PC にも同期できます。一方セッション保存は、ウィンドウやタブの並びまでそのまま戻せるのが強みですが、保存先が Chrome の一時的なデータや拡張の中なので、異常終了や拡張の削除で消えることがあります。「今の状態を少しのあいだ取っておく」ならセッション、「何日も何か月も使う」ならブックマーク、と使い分けるのがおすすめです。

開いているタブを残しておく方法は、大きく分けて2つあります。開いている状態をまるごと記録する「セッション保存」と、ページのアドレスを1つずつ残す「ブックマーク保存」です。

どちらも「タブを保存する」と呼ばれますが、残る場所が違うので、消えるときの条件もまったく違います。この記事では、2つの違いと、どんなときにどちらを使えばいいかを整理します。

「セッション」と「ブックマーク」は何が違うのか

セッション保存ブックマーク保存
残すもの開いているウィンドウとタブの並び、ピン留めなど「今の状態」ページのタイトルとアドレス
保存先Chrome のセッションのデータ、または拡張の中Chrome のブックマーク(Chrome 本体のデータ)
得意なことさっきの状態をそのまま戻す何日・何か月たっても残す、別の PC でも使う
苦手なこと長く取っておくことウィンドウの並びまで再現すること

セッションは「写真」、ブックマークは「住所録」にたとえると分かりやすいかもしれません。写真はその瞬間の様子がそのまま残りますが、なくしたら終わりです。住所録は様子までは残りませんが、いつでも同じ場所へ行けます。

セッション保存には2つのタイプがある

Chrome の「前回開いていたページを開く」

Chrome の設定の「起動時」で「前回開いていたページを開く」を選ぶと、次に起動したとき、閉じる前のタブが戻ります。いちばん手軽なセッション保存です。

ただし、これは Chrome が正しく終了したときの状態をもとにしています。強制終了やフリーズのあと、更新や再起動のタイミングによっては、思ったとおりに戻らないことがあります。複数のウィンドウを開いていた場合に、一部しか戻らないこともあります(→「Chrome の起動時の設定」)。

拡張機能でセッションを保存する

「今のウィンドウのタブを、名前を付けて保存」できる拡張機能もたくさんあります。多くは、保存したリストを拡張機能の中(拡張ごとの保存領域)に置きます。

拡張の中のデータは、その拡張を削除すると一緒に消えます。エクスポートやクラウド保存に対応している拡張もあるので、使っている拡張の保存先とバックアップの方法は、一度確かめておくと安心です(→「拡張機能を削除したらデータはどうなる?」)。

ブックマーク保存の強みと、弱み

ブックマークは Chrome 本体が管理しているデータです。そのため、次のようなときも残ります。

一方で、弱みもあります。

最後の点は、ブックマークでも見落としがちなところです。大事なブックマークは、ときどきブックマークマネージャー(Ctrl+Shift+O)の︙ →「ブックマークをエクスポート」でファイルに書き出しておくと安心です(→「ブックマークのエクスポート・インポート」)。

消えるのは、どんなとき? 一覧で比べる

こんなときChrome の起動時の復元拡張の中に保存ブックマークに保存
Chrome を普通に終了した○ 戻る○ 残る○ 残る
強制終了・フリーズのあと△ 戻らないことがある○ 残る(保存済みのもの)○ 残る
タブ管理の拡張を削除した—× 消える○ 残る
新しい PC に移った× 戻らない△ エクスポート次第○ 同期で出てくる
うっかりフォルダを削除した——△ 同期先でも消える

どの方法にも弱いところはありますが、「何か月も取っておく」ことにいちばん強いのはブックマークです。

よくある思いちがい:「同期しているからタブも安心」

Chrome の同期をオンにしていると、履歴のページから、ほかの PC やスマートフォンで開いているタブを見られます。便利な機能ですが、これは「今どこで何を開いているか」を見せるもので、タブを長く取っておく場所ではありません。向こうの端末でタブを閉じれば、一覧からも消えます。

同期で長く残るのは、ブックマークや履歴のほうです。何日も使うタブは、開いたままにして同期に任せるのではなく、ブックマークとして残しておくのが確実です。

反対に「開いたまま残す」方法には、タブが増えるほど Chrome が重くなるという別の弱みもあります。保存して閉じておけば、メモリも空きます(→「Chrome メモリ節約テクニック」)。

使い分けのおすすめ

LB TAB Layers は「ブックマーク保存」を手軽にする

ブックマーク保存のいちばんの弱みは「面倒」なことです。LB TAB Layers は、そこを減らすための拡張機能です。

保存先がブックマークなので、LB TAB Layers を消してもグループと保存したタブは残ります。ただし、タブに付けたメモやグループの★、設定などは拡張の中にあるので、残したいときは設定の「エクスポート (JSON)」で書き出しておいてください(→「JSONでバックアップ」)。

主要なタブ管理拡張4社の中で、保存先が Chrome のブックマークなのは LB TAB Layers だけです(当社調べ)。「消えたらどうしよう」と考えずにタブを閉じられると、そのぶん頭を仕事に使えます。

よくある質問

Q. セッション保存とブックマーク保存の違いは?

セッション保存は、ウィンドウとタブの並びなど「今の状態」をまるごと記録します。ブックマーク保存は、ページのタイトルとアドレスを Chrome のブックマークとして残します。前者は状態をそのまま戻すのが得意で、後者は長く残すのが得意です。

Q. Chrome の「前回開いていたページを開く」だけでは足りませんか?

翌日に続きをやる程度なら便利です。ただし強制終了のあとや、更新・再起動のタイミングによっては、思ったとおりに戻らないことがあります。何日も使うタブは、ブックマークにも保存しておくと安心です。

Q. ブックマークに保存すれば、絶対に消えませんか?

Chrome の再起動や拡張の削除では消えません。ただし、自分でフォルダを削除すると、同期しているほかの PC からも消えます。ときどきブックマークをエクスポートしておくと安心です。

Q. LB TAB Layers を削除すると、保存したタブはどうなりますか?

グループと保存したタブは Chrome のブックマークの「LB TAB Layers」フォルダに残ります。メモや★、設定は拡張の中にあるので、残したい場合は削除の前に「エクスポート (JSON)」で書き出してください。

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