複数の案件を並行するなら、「1案件=1グループ」にしてタブを案件単位で開け閉めするのが効果的です。取りかかるときにその案件のタブをまとめて開き、切り替えるときはまとめて閉じてから次の案件を開きます。画面に見えるタブが今の案件のものだけになるので、頭の切り替えもしやすくなります。
A社のデザイン確認をしていたはずが、B社の見積もりのタブが目に入り、気づけば社内の資料を開いている——。複数の案件を並行していると、タブと一緒に頭の中も散らかります。
ポイントは、目に入るタブを「今の案件」のものだけにすることです。
Chrome標準でできる切り替え方
| 方法 | 向いている場面 | 弱いところ |
|---|---|---|
| タブグループ | 1つのウィンドウの中で案件ごとに色分け・折りたたみ | 開いたままなのでタブの数は減らない |
| ウィンドウを分けて名前を付ける | 案件ごとにウィンドウを分けて、Alt+Tabで切り替え | ウィンドウが増えると結局どれかわからない |
| プロファイルを分ける | 仕事とプライベートなど、ログインごと分けたいとき | 案件単位で作るには重い |
ウィンドウの名前は、タブの横の何もないところを右クリック →「ウィンドウに名前を付ける」で付けられます。タブグループとの違いは タブグループと拡張機能の違い、プロファイルは Chromeのプロファイル活用ガイド で詳しく書いています。
「開いたまま切り替える」から「開け閉めで切り替える」へ
標準の方法はどれも、全案件のタブを開いたまま見た目を分けるやり方です。案件が3つ、4つになると、タブの数もメモリも増える一方です。
そこで、案件のタブを保存しておき、取りかかるときに開き、離れるときに閉じる運用にします。LB TAB Layers のグループを使うと、これをボタン1つでできます。
| やること | 操作 |
|---|---|
| 案件の置き場所を作る | 「+」でグループを作成。案件名・カラー・アイコンを付ける(→ グループとサブグループ) |
| いつもの構成を一発で作る | 右クリックのフォルダプリセット(受託案件・社内プロジェクトなど)(→ フォルダプリセット) |
| 取りかかる | グループの ▶ で、案件のタブをまとめて開く |
| 離れる | グループの ■ で、案件のタブをまとめて閉じる(保存はそのまま)(→ 一括オープン・一括クローズ) |
| 今週の優先度を付ける | グループに★ランク。★で絞り込むと重要案件だけ表示(→ ★ランクとタグ) |
| 終わった案件をしまう | 右クリック →「アーカイブ」(→ アーカイブ) |
1日の流れの例
朝:共通のツールだけ開く
メール・カレンダー・チャットは案件をまたいで使うので、ピンバーに置いておきます(→ ピンバー)。案件のグループはまだ開きません。
午前:A社の案件
A社のグループを ▶ で開いて作業。途中で見つけた資料は、そのままA社のグループに保存します。
切り替え:閉じてから開く
A社のグループを ■ でまとめて閉じてから、B社のグループを ▶ で開きます。どのグループにも入れていない調べもののタブは、「単独タブ」の一括クローズで片付けます(→ 単独タブ)。
終業:全部閉じて帰る
保存したタブはブックマークに残っているので、全部閉じても翌朝 ▶ で同じ状態から再開できます。
💡 「閉じる」は「忘れる」ではありません。保存してあるから閉じられる、閉じるから次の案件に集中できる——という順番です。集中したい時間はフォーカスタイマーでSNSなどをブロックすると、さらに切り替えやすくなります(→ フォーカスタイマー)。
よくある質問
Q. 複数の案件のタブを分けて管理するには?
1案件につき1つのグループ(フォルダ)を作り、案件のタブをそこに保存します。取りかかるときにそのグループのタブをまとめて開き、離れるときはまとめて閉じると、画面に見えるタブが今の案件のものだけになります。
Q. Chromeのタブグループだけでは足りませんか?
タブグループは色分けや折りたたみで見た目を分けられますが、タブは開いたままです。案件が増えるとタブの数とメモリも増えるので、使っていない案件のタブは保存して閉じる方法と組み合わせるのがおすすめです。
Q. Chromeのウィンドウに名前を付けるには?
タブの横の何もない場所を右クリックして「ウィンドウに名前を付ける」を選びます。名前はAlt+Tabでウィンドウを切り替えるときなどに表示されます。
▶ 実際の操作を動画で見る
サイドバーで、ブックマークとタブをいっしょに管理する様子です。